2009年あけましておめでとうございます。
今年はタイのChiang Mai/チェンマイで年を越しました。
昨年9月にリーマンが飛んで以来の久々の更新になります。
おかげさまであれ以来、いやがおうでも経済関係の本を読みまくっており、ブログはとんと放置しておりました。
その中でのbest 5をご紹介。
1.
Black Swanなどで示される不確実性についての、Option Trader(outのput買い一筋)であり学者である著者による幅広く、鋭い洞察。おかげで著者は昨年は米国での超人気作家になったとか。高校レベル程度の確率の知識と昨今の社会的、経済的、理科的雑学があれば理解が深まりますが、逆に無いと単なる変わり者の戯言にしか思えないかもしれませぬ。
しかし、たしか私はリーマンショックの1か月以上前に読んでいたのですが、実戦には殆ど生かせませんでした。トホホ
著者の最新作(といっても英文は2007年出版)のBlack Swanは現在翻訳版作成中だそうです。英文版買ってもどうせ読まないだろうから出るのを待って図書館から借ります。
2.
デリバティブバブル、レバレッジバブルがいずれ崩壊するであろう事の予言。リーマン破綻直前に日本語版出版。
しかしながら、今となってはけっこう緩やかな崩壊を予想。リーマン後に読んだ私の感想は「あの鋭い翁にしては予言が甘い」。
3.
実は2007年に買っていて放置していたのですが、2008年末になって2時間で一気に読んだ本。東大理学部卒、東京地検特捜部などの検事畑出身の異色の経歴の著者が現在のコンプライアンス一辺倒の風潮(これも不況の一因)に対しての高所、大局からの批判、改善私案を述べた本。法律を作るだけの側も、ただ守るだけの側もいわば思考停止状態であり、もっと社会を見る眼を持って行動せい、という内容で、以前から自分が抱いていた疑問を明快に解説してくれた書。
4.
情報源として利用させて頂いている著者(大学教授、著名ブロガー)による経済学者ハイエクの入門的解説書。素人である私には読みやすかった。新古典派経済学や社会主義といったいわゆる計画経済に対する批判を当時から行っていたハイエクの紹介を通しての著者の社会論と言ってよいと思う。人間の作る方針が最終的には最善にはならない以上、主義主張に盲従せずに試行錯誤、修正を許容しつつ進歩するシステムが最終的には望ましい、といったところが趣旨でしょうか。現在のように一瞬前の価値観がいとも簡単に崩壊しうる状況ではこの考え方はむしろ必須のスタンスと思います。
5.
人間の本能が変わらない以上、歴史は大切。これでまた一つ賢くなった気がしました。
番外2つ
先に挙げた不確実性についてのよい参考書。知らない分野でも複数の本を読むと何となくわかった感じになる。
3 Jan. 2009
今年はタイのChiang Mai/チェンマイで年を越しました。
昨年9月にリーマンが飛んで以来の久々の更新になります。
おかげさまであれ以来、いやがおうでも経済関係の本を読みまくっており、ブログはとんと放置しておりました。
その中でのbest 5をご紹介。
1.
![]() | まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか (2008/02/01) ナシーム・ニコラス・タレブ 商品詳細を見る |
Black Swanなどで示される不確実性についての、Option Trader(outのput買い一筋)であり学者である著者による幅広く、鋭い洞察。おかげで著者は昨年は米国での超人気作家になったとか。高校レベル程度の確率の知識と昨今の社会的、経済的、理科的雑学があれば理解が深まりますが、逆に無いと単なる変わり者の戯言にしか思えないかもしれませぬ。
しかし、たしか私はリーマンショックの1か月以上前に読んでいたのですが、実戦には殆ど生かせませんでした。トホホ
著者の最新作(といっても英文は2007年出版)のBlack Swanは現在翻訳版作成中だそうです。英文版買ってもどうせ読まないだろうから出るのを待って図書館から借ります。
2.
![]() | ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ (2008/09/02) ジョージ・ソロス松藤 民輔 (解説) 商品詳細を見る |
デリバティブバブル、レバレッジバブルがいずれ崩壊するであろう事の予言。リーマン破綻直前に日本語版出版。
しかしながら、今となってはけっこう緩やかな崩壊を予想。リーマン後に読んだ私の感想は「あの鋭い翁にしては予言が甘い」。
3.
![]() | 「法令遵守」が日本を滅ぼす (新潮新書) (2007/01/16) 郷原 信郎 商品詳細を見る |
実は2007年に買っていて放置していたのですが、2008年末になって2時間で一気に読んだ本。東大理学部卒、東京地検特捜部などの検事畑出身の異色の経歴の著者が現在のコンプライアンス一辺倒の風潮(これも不況の一因)に対しての高所、大局からの批判、改善私案を述べた本。法律を作るだけの側も、ただ守るだけの側もいわば思考停止状態であり、もっと社会を見る眼を持って行動せい、という内容で、以前から自分が抱いていた疑問を明快に解説してくれた書。
4.
![]() | ハイエク 知識社会の自由主義 (PHP新書) (2008/08/19) 池田 信夫 商品詳細を見る |
情報源として利用させて頂いている著者(大学教授、著名ブロガー)による経済学者ハイエクの入門的解説書。素人である私には読みやすかった。新古典派経済学や社会主義といったいわゆる計画経済に対する批判を当時から行っていたハイエクの紹介を通しての著者の社会論と言ってよいと思う。人間の作る方針が最終的には最善にはならない以上、主義主張に盲従せずに試行錯誤、修正を許容しつつ進歩するシステムが最終的には望ましい、といったところが趣旨でしょうか。現在のように一瞬前の価値観がいとも簡単に崩壊しうる状況ではこの考え方はむしろ必須のスタンスと思います。
5.
![]() | 大暴落1929 (日経BPクラシックス) (2008/09/25) ジョン・K・ガルブレイス 商品詳細を見る |
人間の本能が変わらない以上、歴史は大切。これでまた一つ賢くなった気がしました。
番外2つ
![]() | 禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン (2008/06/06) ベノワ・B・マンデルブロリチャード・L・ハドソン 商品詳細を見る |
![]() | 経済物理学の発見 (光文社新書) (2004/09/18) 高安 秀樹 商品詳細を見る |
先に挙げた不確実性についてのよい参考書。知らない分野でも複数の本を読むと何となくわかった感じになる。
3 Jan. 2009
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